いわゆるライトノベル

 今はどうだか知らないが、一昔前まで、趣味が読書と言うと無趣味だと言われていた。
活字離れが叫ばれて久しいことを考えると、趣味扱いされるようになったんだろうか。
 私はというと、読書かと言うにはほど遠いが、それでもそれなりに本を読んでいるし、
読書を楽しんでいる。いわゆるライトノベルばかりとかなり偏りはあるが。*1
中でも電撃文庫の物を良く読んでいる。考えてみると、第1回電撃大賞金賞受賞作「クリス・クロス
の頃からだから、もう10年近くになるのか。さすがに受賞作全てを読んだわけではないが、
受賞作にはそれ相応の魅力がある。ブギーポップ上遠野浩平、都市シリーズの川上稔
最近では、スニーカーでも受賞した、谷川流など、どの作品も、独特で魅力のある世界を築いている。
ライトノベルの魅力の一つは、その世界観であろう。少なくとも私にとってはそうだ。
そして、そういった多様な世界観にふれると、余計に現実について考えてしまう。
比較対象がある方が、対象がよりはっきりと認識できると思うのだが、どうだろうか。(そしてまた尻切れトンボ)

*1:これからはずれるのは北村薫くらいか。司馬遼太郎の「竜馬が行く」、「幕末」なんかも非常に面白かったが、余り買わない